処分しなければいけない布団で埋め尽くされた部屋。
10年以上も使われていなくて、かび臭かった。
軽トラを借りたり車に詰め込んだり、
ごみ処理場を何往復もして、80組くらいあった布団をすべて片付けた。
やっと顔を出した畳はぼろぼろ。
自分で処分しようと思ったけど、
昔の畳はとても厚く、重く、湿気も含み、
手に負えなかったから畳屋さんに処分してもらった。
畳の下の床もフカフカだった。
床板は丈夫なのに、その下の桟がところどころ外れてた。
でも、床下を覗くと、力強い柱たちが見えて心強かった。
小動物の頭蓋骨が出てきたって、大工さんが言った。
床をはがす作業は自分でやった。
桟を直すのは大工さん。
新しい床板をはめてもらい、自分で床マットを敷く。
以前の店や家から運んだ家具を配置する。
とりあえず、なんとなく、調和が取れている感じに満足する。
ここまでくるのに、いろんな人の手が入り、助けてもらった。
ありがたく、ジーンとする。
これからインドのきらびやかなものたちでコテコテに飾り付けられる前の、
貴重な、落ち着いた部屋。まだまだ道の途中。
こんな中途半端な、くたびれかけた私の住居兼店舗を訪れてくれた人は口々に言う。
現実逃避したくなったらまた来るね~!
ここは、多くの人にとって非現実の世界であるらしい(笑)。
私にとっては当たり前の日常で、
結構厳しい現実と闘ってたりもするんだけど、
私はそういわれるのがちょっと嬉しい。
疲れたときにふと訪れたくなる場所。
いいじゃない。
まだまだやること盛りだくさん。
鋭気を養うために(吸い取られる?)、
さあ、またインドに行ってきます!
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