2016年4月14日木曜日

~チャットプージャ~

ブッタガヤです。
子供たちと再会し、私のもう1つの日常が戻ってきました。

今は「チャットプージャ」というお祭りの最中で、
学校で暮らしている子供たちの何人かは実家に帰っており、
まだ再会できていない子もいます。
このプジャ(お祭り)は太陽に祈りを捧げるお祭りで、
太陽が沈む時、朝日が昇るとき、水で体を清めてお祈りをします。
驚くべきは、太陽が沈んでから翌々日の太陽が昇るまでの36時間、断食をするというのです。
この暑い夏に水も飲めないというのはさすがにきついので、
参加する人は本当に信仰の厚い人たちだけです。

まあインド人、特にこのビハール州の人たちは断食が好きで、
特に女性は、子供の幸せを願って断食する日があったり、
夫の幸せを願って断食する日があったり、
私に言わせればちょと災難です。
以前、母親が子供のために断食する日にこの村に居合わせたことがあり、
学校の子供たちに、母なんだから僕たちのために私もやれといわれたことがあり、
苦し紛れに、「限られた時間の中で、あなたたちと一緒に食事をする時間のほうが大事なの」
と言ったときの子供たちの不満げな顔が忘れられない。

何しろ神への信仰が厚いインド人。特にこの村の人々。
もちろん否定はしないし、祈ることで心が軽くなることもあるでしょう。
だけどさ、祈るよりも行動しようよ。
祈るだけでは状況は好転しない。
祭りのたびに学校や労働が中断され、お金もかかり、
それが貧困を助長し、発展を妨げ、人を怠惰にしてることに気づかなきゃ。
発展を続けるインドの中で、取り残されてるのはあなたたちだけだよ、と
教えてあげたい。

貧しい人々ほど神にすがる傾向があるように思う。
あなたたちが祈ってる間、ほかの州、ほかの国の人たちは休まず働いてるのよ。
と、外部が思っても、渦中の彼らには届かない。もどかしい。
 


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